初恋。

新人戦でいい成績をあげたのですが、以後3年生の夏の大会まで板橋区ではずーっと2位止まりでした。強い学校がありました。赤塚第二中学校です。男子はもちろんでしたが女子も強かった。背が高くて身体が強いわけでもなかったんですが、なんとなくスルスルと得点を重ねられ、慌ててストップをかけようとしても今度はファウルをとられて、フリースローで加点される。大差ではなくいつも4点差か、5点差でどうしても赤塚二中の牙城は崩せませんでした。

大会になると、試合会場が持ち回りで変わるわけです。

当時の中学の体育館は、ある学校の方が少ない状況でしたから綺麗ではあるんですが、観客席はありません。コートギリギリで見て応援するか、二階の手摺ごしに応援するような感じで狭いし大変でした。

特に私の所属していた志村第二中学はガタイはしっかりしていますが背が高い選手がいませんでしたから、前に話した速攻速攻兎に角速さで相手を翻弄するのが得意でした。

 

狭い体育館だし、男女が同じ体育館で試合をすることも多くて、朝からトーナメント方式で戦って夕方には決勝戦で優勝が決まるという流れでしたので、女子の大会も待ち時間に良く見ていました。

可愛い生徒がいました。昔でしたから髪型を言えば、聖子ちゃんカットの様な感じでした。

トップの選手でシュートが本当にうまかった。

今で言う3点シュートですが、当時のルールではありませんでした。正面からも真横からもスポッと入るんです。いつも決勝で優勝していたやはり赤塚二中のエースで超可愛かった若林玲子さん。素敵でした。試合を見ているだけでドキドキしていましたが誰も気がついていなかったようです。

わたしの初恋はさらに中1から高2まで5年間続くんです。長いですよね。

それにはわけがあるんです。

次回に続く