坂本九
小学4年生の時に母の父、青山のおじいちゃんにつれていってもらった坂本九のコンサート、確か新宿のコマ劇場だったと記憶している。上を向いて歩こうや見上げてごらん夜の星を、超満員の中で歌っていた九ちゃんはとてもかっこよかったです。(九ちゃんみたいになりたい)と思うのは当然のことです。ステージは華やかでキラキラしていて子供でも全然飽きることのない、笑いあり涙ありのステージ。大興奮して帰ってきたことを今でも覚えています。
それからはテレビを見るたびにこの人になりたいと単純に思うようになり、とんま天狗の大村崑、渋い所で有島一郎、森繁久弥、伴淳三郎、藤田まこと、白木みのる、フランキー堺、などなど。なぜか有名大スターの市川歌右衛門や中村錦之助、大川橋蔵、大友柳太朗、若山富三郎、などなぜかなりたいとは思わなかったですね。それは今の時代にはわかりづらいことですが銀幕のスターは大スターですから私たちはみんな、食事もしないし、トイレにもいかない。特別な存在だったんです。
続く。